THE MINI STRIP.
ポール・スミスによる、
ひねりの利いた持続可能なデザイン。
英国のプレミアム・ブランドMINIと、MINIと深い関係にある、英国を代表するファッション・デザイナーのポール・スミス氏。その両者がコラボレーションしたイベント「MINI × Paul Smith in 東京」が、2022年10月、東京の表参道で盛大に開催されました。
MINIとポール・スミス氏は、「自動車製造における持続可能性」という目標を掲げ、革新的なアプローチに挑みました。そして生まれたのが、「シンプルさ、透明性、持続可能性」をテーマとした電気自動車のワンオフ・カー、「MINI STRIP」と「MINI Recharged」です。MINIとPaul Smithという、異なる業界のブランドが、同じ情熱に駆られて生まれた2台の特別仕様のMINIが、日本に上陸し初公開されました。
一般公開に先駆けて行われたプレスカンファレンスでは、今回のプロジェクトに関わったポール・スミス氏とMINIデザイン部門責任者のオリバー・ハイルマーがスピーチ。
ポール・スミス氏は、2台のクルマの開発背景や、サステナブルへのアプローチなどを丁寧かつ詳細に説明しました。参加者は惹きつけられた様子で、ポールのコメントを一言も漏らすまいと前のめりになり、真剣に聞き入っていました。
オリバーは、「サステナビリティは新車だけの話ではなく、クルマ全体のライフを見ながら、古い車にも新しいアプローチを取り入れることができる。」と話し、独自の視点で業界全体を見据えて取り組んでいることが伺えました。
今回のイベント会場である「BA-TSU ART GALLERY」は、さまざまな分野のアートの街ともいえる、東京・表参道にあります。会場内では2台の展示に加え、イベントのロゴを緑豊かな植物の上にあしらった「フォト・ウォール」などで、MINIが体現するサステナブルなデザイン空間が演出されました。
会場2階では、2台のモデルに関するストーリーをパネルで展示。MINIとポール・スミス氏のコラボレーションの背景が紹介されていました。
サステナビリティはMINIの中核をなしており、そのアプローチは360度の循環型社会を実現すると確信させます。ユニークなアプローチで、唯一無二の存在としてさらなる進化を続けるMINIの活動に、これからも目が離せません。
MINI STRIPのボディーは、あえて研磨の傷を残したまま。ポールは、それを穿きなれたジーンズが擦り切れていたり、ジャケットがすり減る話に喩え、「そこにキャラクターが生まれてくる。」と語った。
MINI Rechargedのベースとなったクラシックminiのポール・スミス限定車のボディ・カラーは、当時ポール自身が着ていたシャツの色を提案したもの。その場でシャツの一部を切り取り、インスピレーションを起こすサンプルとして渡したという。
クラシックMiniのオーダーメイドのアップサイクルは、専門パートナーである「Recharged Heritage Limited」が英国で独占的に行っているものです。電動化した車両にはシリアル・ナンバーが付与されるため、さらに個性的な一台となります。