DakarRally
1年に1度行われるラリーレイド大会で、フランスのパリからスタートして、セネガルの首都ダカールまで1万2000kmの距離を走行する過酷な競技として始まった。2016年はブエノスアイレスをスタートし、ロサリオを目指すコース。ドイツのラリーチーム「X-RAID」がクロスオーバーがベースの「MINI ALL4 RACING」で参戦し、2012年から2016年で連続優勝をさらった。
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開発者たちが「サーキットでも楽しめる」と口をそろえるJohn Cooper Worksチューニングパーツはプロレーサーをも魅了する。市販車をベースにした車両で戦うドイツのレースカテゴリー「DTM」で活躍するマキシム・マルタン選手は、実はMINIチャレンジ出身。当時、参戦2年目にして世界チャンピオンを獲得した驚くべき才能の持ち主だが、トップで戦えたのはドライビングの腕やセンスだけではなく、John Cooper Worksチューニングパーツのおかげでもあったという……。
1986年3月20日ベルギー生まれ
父と伯父がレーシングドライバーで、兄も途中までレース活動をする家庭で育つが、本人は全くレース経験がなかった。MINIチャンレンジ世界チャンピオン獲得後の活躍はめざましく、ニュルブルクリンク24時間レースやスパ24時間レースのヘビーレインの中でも驚異的な走りを見せるなど、彼のドライビングスタイルや気さくな性格に数多くのファンを持つ。
2004年~2005年
MINIチャレンジに参戦
2005年
MINIチャレンジの世界チャンピオンとなる。その後、ルノークリオカップ(チャンピオン)FIA GT3ヨーロッパ選手権、FIA GT1世界選手権、ADAC GT Masters、ブランパン耐久シリーズ、アメリカン ル・マンシリーズ(現USCC)など、数多くのGTレースで活躍
2011年
ル・マン24時間 ルーキーオブ・ザ・イヤーを獲得
2014年
BMWワークスドライバーとして正式契約 DTMデビュー、DTMルーキーオブ・ザ・イヤーを獲得
父がベルギーでBMWとMINIのディーラーを経営している関係で、私の家族の生活にはいつもMINI が身近にありましたし、様々な家族の思い出の中にMINI が思い浮かびますね。
2014年からBMWのワークスドライバーとしてDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にBMW M4を駆って参戦していますが、私のプロのレーシングドライバーのキャリアはMINIチャレンジなしでは存在していなかったでしょう。同じくレーシングドライバーだった父や伯父を家族で応援しに行くことはありましたが、私自身は幼少の頃からテニスプレイヤーを目指していて、カートや入門レースへの参戦経験はまったくありませんでした。腰を痛めてテニスプレイヤーへの夢が破れて失意に沈んでいた17 歳の頃にベルギーでもMINIチャレンジの開催が発表され、私の父のディーラーからも3台体制で参戦することになったんです。父の勧めもあって私もドライバーのひとりとして参戦することになりました。
MINIチャレンジのレース用車両はJohn Cooper Worksがベースなのですが、カスタマイズはインテリアやシートなどの不要な部分を取り外してロールケージを入れただけで、ブレーキやサスペンションにおいては市販車用のJohn Cooper Worksチューニングパーツをそのまま使用するなど、実はストリートカーと限りなく同じ仕様なのです!
かなり激しいバトルが繰り広げられることで有名なMINIチャレンジですが、John Cooper Worksが備え持つレーシングカーとしてのポテンシャルの高さがあったからこそ、絶対的な信頼を寄せて思い切り戦えました。
サーキット走行で大切なのはブレーキです。他社製のブレーキで10ラップも攻めると、ブレーキの効きが甘くなってヒヤリとすることが大半。でもJohn Cooper Worksではまったくそんな心配がなく、安心感を持ってサーキット走行を楽しめました。そして、グリップ力の高いちょっといいタイヤを履くとさらに楽しい。もうひとつのおススメはサスペンション。サーキット走行はもちろん、普段の公道での運転をよりスムーズに、そしてなめらかで機敏なハンドリングを実現してくれますね。
John Cooper Worksチューニングパーツでお気に入りはエキゾーストシステム。独特なサウンドがドライブの気分を盛り上げてくれる。ゴーカートフィーリングを楽しむにはサウンドも大事ですよね(笑)。
日常にはBMWを愛用していますが、今も実家のMINIで婚約者とともにドライブに出かけることもありますよ。去年はブリュッセルから往復2000kmの距離をカントリーマン(日本名クロスオーバー)でアルプス超えの峠ツーリングに出かけたんです。荷物も沢山入る上に、険しい峠道を走っても安定して快適。ドライブするフィーリングが楽しかった。
さて、わたしがデビューした翌年、2005年のMINIチャレンジでは開催各国の上位3位のドライバーが招待されて、私もベルギー代表としてイタリアのミサノサーキットで行われたMINIチャレンジ・ワールド・ファイナルの参加権を得て出場しました。デビューから2年目で世界中のMINIの勇者達が集まる大会で世界の頂点に立つことができたんです。MINIチャレンジで初優勝をした時のゼッケン36番を、私を育ててくれた敬意を表してM4のDTMマシンにも掲げています。BMWのワークスドライバーになった今も原点であるMINIチャレンジに感謝をして、初心を忘れずに全力で勝負に挑んでいます。
日本には素晴らしいサーキットが沢山あると聞いていますので、休日にはJohn Cooper Worksを駆ってぜひとも走行会に参加してみてください。ダイナミックでキレのあるJohn Cooper WorksとJohn Cooper Worksチューニングのドライビングを存分に楽しめることは私が実証していますからね!
初代ニュー・ミニが発表された2000年からほどなく、2002年にイギリスでMINIチャレンジがスタート。
その後ヨーロッパ各国に広まった。経験や予算にわせたクラス分けが行われるなど、気軽に参加できるシステムとなっているのも魅力だ。マキシム・マルタン選手は2004年と2005年にゼッケン36番で出場。
実はMINIチャレンジの世界大会は2005年にしか開催されなかったので、実質的にマキシム・マルタンが初代、そして最後の世界チャンピオ
ンとなった。しかし、マキシム・マルタン選手を筆頭にMINIチャレンジを経験したドライバーは、後にヨーロッパのプレミアムブランドのワーク
スドライバーやプロドライバーとして活躍している。
2002年よりイギリスでスタートしたMINIチャレンジ。レースはプライベートチームが独自に参戦するスタイルではなく、MINIを販売する各ディーラーがマシンを仕上げて参戦するシステム。また、公平性を保つためにタイヤやパーツの使用には制限が設けられている。2016年はイギリスで年間8ラウンドを開催。
John Cooper Works Tuning Accessoriesを始めとする
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