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MINIが日本で大成功した理由
MINIは、20世紀を代表する英国ブランドの1つであり、本国で愛されるとともに、世界中でアイコン的な存在であることは誰もが知るところです。現代を舞台にした英国映画で、この車が登場しないものを探すことさえ難しいかもしれません。しかし、1990年代のMINIにとって最大のマーケットは母国イギリスではなかった、という事実をご存じでしょうか?実は、90年代のMINIを支えていたのは、イギリスの反対側にある別の島。そこでの熱狂は現在に至るまで絶え間なく続いています。
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日本におけるMINIのサクセスストーリーは、ドラマチックに幕開けしました。その始まりはさらに数年前にさかのぼります。日本ではMiniは早くも70年代にはクールなクルマと見なされ、個々の販売業者が輸入し始めました。当時のMiniのオーナーであったRover社(1994年にBMWにより買収)はこのような関心を見過ごさず、1985年から正式にMiniの輸出を開始。1980年代末の時点では、やがて不況に陥るということは現実味がないようにも思われており、日本の消費者は当時のいわゆる「レトロ・ブーム」にうまくフィットするクルマを求めていました。Roverは、MINIの大人気にあやかるため、Miniにクローム・メッキやレザーを多用し、エアバッグやサイド・インパクト・ドア・ビームなどの安全装備を施して輸出するようになりました。しかし、それ以外の基本的なデザインは同じでした。
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もう1つ、MINIが日本に上陸してから人気を博し、今日にも受け継がれているもの。それは、MINIが生産しているさまざまなエディション・モデルです。特に日本市場ではこれらのエディションが大人気で、それによってユニークなクルマがさらに斬新なものとなり、MINIへの関心が常に高く保ち続けられたようです。
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クラシックMiniの日本における販売量はあまりにインパクトがあったので、1980年代末に生産中止が取り沙汰されたときでさえ、Roverがこのクルマの生産を決して止めなかった主な理由の1つとなりました。MINIブランドは、伝統と斬新さ、そして島国の都市圏に完璧にマッチすることなど、日本市場にとって魅力的な要素をすべて備えていたようです。つまり、MINIはチャンスを見てとり、それを手に入れたのです。
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文責:David Vass
イラスト:Jinhwa Jang